今日の持続型農学実習では、バレイショの本培土を行いました。實友先生から、「培土の10効果」について説明。地温の維持、雑草防除効果、倒伏防止、イモ数の早期確保、緑化イモ防止、腐敗防止、黒あざ病防止、生理障害防止、根圏拡大、収穫時の受傷防止と、メリットずくめです。手作業で大変ですが、綺麗に培土できました。第2ひまわり幼稚園と一緒に播種したトウモロコシも順調です。ハウスでは、葉物の収穫も始まりました。
2019/06/20
持続型農学実習 バレイショ培土
2019/06/16
UW-Madisonパルタ先生の特別講義
今週頭から1ヶ月間、UW-Madisonのパルタ教授が来帯されています。カルシウム関連の共同研究の進捗報告や共著論文の打ち合わせなどを行っています。
今回、パルタ先生は、3回シリーズで植物生理学の特別講義を開いてくださっています。タイトルは:Strategies for improving crop production in changing climate(気候変動下の作物生産性の向上のための戦略)で、第一回目がBasic concepts, environmental fluctuations (daily, frontal, annual) and plant response(基本的概念、気候変動と植物の応答)で、第2回目が:Coping strategies (tolerance vs avoidance): Freezing, chilling, heat, drought, flooding(対処戦略(耐性 vs 忌避): 凍結、寒冷、暑熱、干ばつ、洪水 )でした。21日10:00〜32番教室で、第三回があるので、興味のある人はぜひ参加してください。3回目はBreeding for stress survival and stress mitigation strategies: Merging physiological and genetic approaches(環境ストレスに対する耐性および軽減のための育種的戦略:植物生理学と育種学的アプローチの融合)の予定です。
パルタ先生は、マディソンで行なっている授業をそのまま畜大の学生に提供してくれています。日本の講義とは異なり、アクティブラーニングと呼ばれる手法の講義になります。広義の中には、毎回"マジック"が入っており、それぞれのテーマに関連した小実験を広義の中で披露してくれます。第2回は、凝固点降下と水の過冷却、低温ストレスによる細胞膜へのダメージでした。学生のみならず、教員も勉強になります。
JICA研修コース4回目
14日はJICA研修コースの4回目でした。2回目の時に仕掛けた色々な実験の結果を観察します。まずは、釣り餌法での真菌の分離です。圃場で取ってきた土壌にミルワームを放しただけですが、いい感じに昆虫寄生菌に感染してくれました。それから、小スケールでの害虫防除試験。いろいろな資材を使ってアブラムシの殺虫を試みましたが、資材によって異なる効果を示すことができました。最後は、前回行ったスライドカルチャーを染色して菌の同定を行いました。みなさんBeauveria属菌とMetarhizium属菌の分離に成功しました。次回は、圃場での実習になります。
2019/06/03
JICA研修コース2回目
今日は2回目のJICA研修コースでした。前回、希釈平板法でプレーティングした土壌サンプルから叢生した菌のコロニー数を計数し、もともと土壌中にいた菌密度を推定しました。また、そのプレートから菌を切り出し、スライドカルチャー法にて次回菌の同定を行います。また、より直接的な菌の分離方法として、今日は釣り餌法を行いました。目的とする菌が好む宿主を土の上に置くこととで、効率的に菌を分離することができます。さらに、みんなが分離している昆虫寄生菌の効果を体感してもらうために、数種の防除資材を用いたアブラムシ殺虫試験も仕掛けました。2週間後の試験結果が楽しみですね。
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2年生の実習開始前の決起集会をやりました。これをやることで、「新年度になったな」、「畑の準備しなきゃな」とスイッチが入ります😂昨年から担当している島田先生と森先生、今年からメンバーになった浴野先生も交えて大人数になりました。3人で80人超を面倒見ていた頃が懐かしいです。こうやっ...