今日は、ケニアのジョモケニヤッタ農工大でJICAが支援する、ポテトバリューチェーンチームとのウェビナーでの講演でした。ケニアでのジャガイモ生産性の向上は、まずは種芋の品質を上げるところが重要だと思っています。それにしても、日本の農薬散布回数に対する驚きの反応が新鮮でしたね。
2020/12/04
ジョモケニヤッタ農工大とのコラボウェビナー
2020/10/21
Ngumaくんの論文がAJARに掲載
Ngumaくんの論文がAfrican Journal of Agricultural Researchに掲載されました!マラウイ土着のトウモロコシの品種には、貯蔵中に食害する貯穀害虫に強い品種があります。ただ、近年では、欧米から導入された近代品種の栽培面積が拡大していて、土着品種との交雑が進んでいます。この論文では、元々の土着品種の性質である硬い種子と、おそらく交雑によって出てきた柔らかい種子のトウモロコシ間で、物理化学特性を比較したものです。その中でもゼインと呼ばれるタンパク質が、種子の硬さに影響していて、土着品種の害虫耐性に貢献している可能性を示したものです。このような土着品種は、貴重な遺伝子源であることから、近代品種との交雑を避けて保全するとともに有効利用するのがいいと思います。それに、何より土着品種は、美味しいんですよね。
2020/09/29
エゾゼミに寄生したMetarhizium cylindrosporum
卒業生の畑中くんが昆虫寄生菌に感染したエゾゼミを持ってきてくれました(さすがです)。顕微鏡観察すると、分生子の形態からMetarhizium cyrindosporum (= Nomuraea cylindrospora)かと思われます。主にセミ類の成虫と幼虫に寄生し、円筒形と卵形2種類の分生子を作ります。菌糸が白く、分生子が緑色なので、緑と白の部分が見えます。見事に単眼から菌糸が伸長しているのが面白いですね。
2020/09/09
Zoom新歓開催
昨夜、今年度から当ラボのメンバーになったチャンディの新歓と、大学院進学が決まった川くんのお祝い、エファンタスの論文アクセプト祝いをZoomで行いました。本当は集まって祝杯をあげたいですが、もう少しの辛抱ですね。みなさんおめでとう!
2020/08/06
持続型農学実習最終日
今日は生憎の小雨の中、ジャガイモを収穫しました。新型コロナの影響でオンライン実習となりましたが、助教4名で分担しながらなんとかここまで漕ぎ着けました。実習は、オンラインで圃場作業やそれぞれの作業の意味などの解説をし、我々の作業風景動画を解説付きで視聴してもらう形で進めてきました。最後の4回だけ、対面実習ができたのでよかったですね。
2020/06/11
Biocontrol Science & Technologyに論文掲載
本日、私たちの論文がオンラインでBS&Tに掲載されました。以下のURLから閲覧可能です。昨年参加したSIP/IOBCの演題の中から選んでいただき、SIP/IOBC特集として掲載していただきました。
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/09583157.2020.1771281
2020/05/12
オンライン実習準備で全員集合!
本学は、5月11日からオンラインでの講義を開始しました。圃場実習も対面は不可ということで、当面は教員が圃場作業し、その様子と解説を動画に収めて配信する予定です。今日は、1年生の全学農畜産実習、2年生の持続型農学実習、3年生の植物生産学実習で使用するバレイショの植え付けを、植物ユニットの全教員で行いました。解説動画を撮影しながらの作業でしたが、さすがみんな作業が早い!(笑)一気に植え付けが完了しました!
2020/04/14
第64回日本応用動物昆虫学会大会と新型コロナウイルス
3月15日〜17日で開催予定だった第64回日本応用動物昆虫学会大会が、残念ながら新型コロナウイルスの影響で中止となり、みなし開催となりました。当ラボで発表予定だった演題は以下のとおりです。現在、当ラボでは、5月11日までラボでの教育活動をオンラインに切り替え、研究活動はマスクやアルコール消毒などの対応策を採った上で最低限の実験に縮小しております。
<小集会:The World of Entomoparasitic Fungi ~ めくるめく昆虫寄生菌の世界>
相内大吾. ベクターとしての死:昆虫寄生菌で病原体の伝搬を封じ込める
<英語口頭発表>
Moyo Davie, Suzuka Ishikura, Masanori Koike, Murray Clayton, and Daigo Aiuchi. Behavioural change ofBemisia tabaci(Gennadius) andTrialeurodes vaporariorum(Westwood) (Hemiptera: Aleyrodidae) by entomopathogenic fungus.
<ポスター発表>
石倉鈴風, Davie Moyo, 小池正徳, 相内大吾. 昆虫寄生菌Lecanicilliumspp.の予防的散布が2種コナジラミ卵の孵化および孵化幼虫に 与える影響
森本春暢, 三上翔, Jiwan Palta, 木下林太郎, 谷昌幸, 相内大吾. ジャガイモのカルシウム含量がワタアブラムシの吸汁行動と寄主嗜好性に及ぼす影響
2020/02/27
2019年度追いコン in層雲峡
先週は研究室の追いコンでした。今年は、遥々層雲峡まで足を伸ばしました。夕食後のカラオケはミュージカル状態だし、在校生のレセプション、卒業・修了生の即興レセプション返しと、エンターテナー揃いで大いに盛り上がり、楽しませてもらいました。
2020/02/17
2019年度 卒業研究発表会・修論審査会終了!
アップが遅くなりましたが、1月31日に卒業研究発表会が、2月7日に修士論文審査会が開かれました。当ラボからは、学部4年生が3名、修士2年が2名研究発表を行いました。演題は以下のとおりです。
卒論発表
・ジャガイモのカルシウム含量がワタアブラムシの産子数に与える影響
・Anopheles stephensiの吸血行動に対するBeauveria bassiana培養濾液の影響
・ジャガイモへのカルシウム処理がPVYの植物体内移行に及ぼす影響
修論発表
・2種コナジラミ卵の成熟度合がLecanicillium spp.の感染に与える影響
・Behavioral changes of Bemisia tabaci and Trialeurodes vaporariorum by Lecanicillium muscarium infection
みなさん、今出せる最高のポテンシャルを発揮して発表できたのではないでしょうか。最後は、緊張から、リリーースの写真。一休みして、一気に論文を仕上げちゃいましょう!!
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2年生の実習開始前の決起集会をやりました。これをやることで、「新年度になったな」、「畑の準備しなきゃな」とスイッチが入ります😂昨年から担当している島田先生と森先生、今年からメンバーになった浴野先生も交えて大人数になりました。3人で80人超を面倒見ていた頃が懐かしいです。こうやっ...